近年、空前のサウナブームが到来しており、今まではおじさんの趣味というイメージが強いものであったが、現在は企業の社長、モデル、医者、若い女性と様々な人たちを虜にしている。そのようなサウナ愛好者を「サウナー」と呼び、ここでは、サウナー必見の最高の整い方について紹介していきます。
「整う」を詳しく解説
「整う」とは、体内の血流が活性化され、体中に酸素や栄養が駆け巡り、深いリラックス状態になることを指します。一度、この「整う」を経験してしまうと、もうサウナの虜になってしまいます。
整うに関するメカニズムを簡単に説明すると、人は日常とは異なる環境にさらされると、自律神経が興奮状態になります。その環境が70~100°のサウナ室や10~17°程度の水風呂の中です。そして日常と同等の環境の外気浴では自律神経はリラックス状態になります。なので、極限の興奮状態から一気にリラックス状態になることを「整う」と言います。
正しいサウナの入り方
身体をしっかりと洗う
サウナに入りに来たからと言って、いきなりサウナに入るのはNGです。もちろん、衛生的な問題もありますが、身体をしっかり洗うことで、毛穴の汚れが落ちて、汗をかきやすくしてくれます。
5分程度お湯に浸かる
この工程も省いてしまう方が多いですが、とても重要です。少しお湯に浸かることによって、身体の深部体温をあげて汗をかきやすくしてくれます。冬のサウナは身体の芯が温まりにくいのでお湯に浸かることは特におすすめです。
サウナに入る
ここでやっと、サウナに入ります。サウナに入る前には身体についた水滴を拭き取りましょう。サウナの中では、できるのであれば体育座りかあぐらがおすすめです。身体の末端が心臓に近ければ近いほど、血流が回りやすく、身体全体が温まりやすくなります。時間としては理想は10分程度ですが、初心者の方は5分程度から慣れていきましょう。
水風呂に入る
初心者の方は水風呂が苦手な方も多いようですが、「サウナー」はこの瞬間が一番気持ちいいと言うほどです。サウナから出たら、水で体の汗を流してからゆっくり入ります。熱いお湯で汗を流すのも身体の温度が下がらず、おススメです。水風呂は首まで浸かるのがベストですが、難しい人は心臓の高さまで浸かりましょう。水風呂の中では動いてしまうと身体の表面の羽衣という膜が乱されてしまうので、動かずに入れば、水風呂が苦手な人でも冷たく感じずに入ることができます。時間は1~3分程度が理想です。
外気浴へ
水風呂から上がったら、外気浴へ行きます。ここでの注意点は、身体についた水滴を拭き取ってからでないと、身体が冷えすぎてしまいます。水滴を拭き取ったら、外に出てリラックスできる状態でくつろぎましょう。横になることができれば、最高のリラックス状態になります。ここで「整う」という状態が体験できるでしょう。
まとめ
せっかくのサウナを何となく入ってしまうのは非常にもったいないです。どうせ入るなら正しく入って最高に整う状態を経験してください。
次回は、サウナに必要な道具やサウナの選び方などを紹介したいと思います。
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